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厄年ってホントにあるんだ

40代女性の投稿です

 

 

私が32歳の頃だったので、今から10年ちょっと前になります。

 

 

8年間連れ添った夫と離婚した年です。

 

 

当時アフリカのある国に住んでいました。

 

 

夫の酒飲みに我慢できず、そのときたった4歳だった大切な長男を

夫のもとにおいて家を飛び出したのです。

 

 

行く当てもなく安いバックパッカーに身を寄せていました。

 

 

その時の仕事は美容院のアシスタント。

 

 

日本円にすると月1万円くらいの収入です。

 

 

バックパッカーのトイレ、台所とシャワーは共用で外にあります。

 

 

冷蔵庫に食料や飲み物を入れておくと、必ずなくなります。

 

 

部屋は個室でしたが、床に開いた穴からほこりが舞い上がり、

寝具は使い古しの汗くさい寝袋でした。

 

 

なんで勢いで飛び出しちゃったんだろう。

 

 

夫はその国では名の知れた写真家で、立派な家を持っています。

 

 

結婚生活は経済的には豊かでした。

 

 

月1万円でのバックパッカーの暮らしはそれに比べると

地獄です。

 

 

お隣に泊まっているやせた男性はきっと麻薬中毒者

 

 

夜遅くに私のドアをどんどん叩き「一緒にどうだい!!」みたいなことを

叫ぶこともちょくちょくありました。

 

 

こうしてバックパッカーに暮らしている間離婚が成立しました。

 

 

本当は私の方が慰謝料を払わなくてはいけないように

仕向けることもできたそうですが、ここになって夫や夫の弁護士が

良心的になり、お金のトラブルのない離婚となりました。

 

 

ということは、あれだけ酒癖の悪い夫から逃げてきた

妻に払われるお金もない、というわけです。

 

 

子供の親権はもちろん父親に行き、彼の許可がないと

子供には会えないことになりました。

 

 

不幸中の幸い新しい仕事が見つかり、収入が安定するようになりました。

 

 

バックパッカーを去って小さなアパートに引っ越しました。

 

 

職場の同僚も明るく親切な人ばかり、凝りもせず新しい彼氏もできて、

やっと人生が明るくなり始めた矢先。

 

 

新しい彼氏も酒癖が悪いことが、なんで見抜けなかったんだろう、判明したのです。

 

 

しかも前夫よりもさらに醜い酔っぱらい方です。

 

 

この彼深酒をすると怒鳴り散らしはじめ、私に暴力を振るのです。

 

 

ある夜は寝ていた私を起こし、私の鼻をの左右を親指と人差し指で

はじくようにたたき始めました。

 

 

それがどれくらい続いたのかは覚えていませんが、鼻から血が噴き出し、

枕カバーは真っ赤で、ベッドの頭の部分の壁に飛び散った血が点々とついていました。

 

 

ようやく顔パンチから解放されたので、血で染まった枕カバーを

洗面所に洗いに行きました。

 

 

カバーを洗いながら悲しくて泣いていると、そこに彼がやってき

て「自分がかわいそうだと思ってるんだろう!」と怒鳴りつけ、私の腕をつかみ、

壁に向かって投げつけられました。

 

 

ショックで気を失ったのか、そのまま寝てしまったのかは覚えていません。

 

 

次の朝起きると、私の顔は別人のようになっていました。

 

 

鼻が顔いっぱいに広がるほど腫れ、瞼は紫色に下がっていました。

 

 

腕のつかまれたところは指の形で紫色のあざが何個もありました。

 

 

彼氏は私の車に乗って逃げてしまったらしく、医者に行きたくも車がない。

 

 

公共交通機関が発達していない場所なので、車がないと何もできません、

もちろん仕事にも行けません、 絶対にしたくなかったけど、前夫に電話して

車を貸してくれるように頼みました。

 

 

意外にもすんなりとOKをしてくれました。

 

タクシーで車を取りに行ったのですが、変わり果てた私の顔を

見てショックを受けたみたいです。

 

 

でも、やさしい言葉をかけてはくれず、顔が普通に戻るまで子供には

会わないように言われてしまいました。

 

 

帰り道離婚前まで自分の愛車だった今では他人の車を運転しながら、

涙が止まりませんでした。

 

 

飲み物だけ買って早く家に帰ろう。と、途中のスーパーで止まって、買い物をしました。

 

 

晴れた顔は恥ずかしかったですが、なんだか急に冷たくて甘い炭酸飲料が飲みたくなったのです。

 

 

素早く買い物を済ませ車に戻ると、なんと車の後ろの窓ガラスが

めちゃくちゃに割られているではありませんか。

 

 

この国では珍しいことではありません。

 

 

車の窓を割って、中においてあるものや、備え付けのラジオとかが盗まれるのです。

 

 

ちなみにこの時は、後ろの座席の両側にあったスピーカーが盗まれていました。

 

 

今じゃなくったって。もう絶望的になりました。

 

 

前夫に泣きながら電話でそのことを伝えると、ちゃんと修理して返すように、といわれました。

 

 

結構新型のベンツです。

 

 

修理代は馬鹿になりません。

 

 

また、自分の車は彼氏が乗り逃げしてしまったので、新たに車も

買わなければ仕事に行けない。

 

 

バックパッカーからは抜け出せましたが、貧乏からは抜け出せない。

 

 

残ったのは心と顔の傷だけです。

 
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